世界の終わり、あるいは始まり(歌野晶午/著)

歌野さんの作品はいくつか読みましたが、事件部分は毎度毎度イマイチだったり中途半端なんですよね。
そもそも、主軸と思われる事件は主軸じゃない(と私は思う)のでこれでいいのだと思いますが。
主人公である富樫修に丸々共感できる人っていなのでは?
誰の中にもある利己的な部分を結集して誇張したキャラクターなので。
で、その妻の秀美は、修だけでは表しきれない利己を描くためのキャラクターなので、こちらも共感できる個性ではないと思います。
妄想に妄想を重ねた展開にイラッと来たらこの作品は駄作に思われるでしょうね。。。
けど、妄想が大袈裟すぎて滑稽な面を除けば、我が子を信じきれずにおろおろする様は、同年齢の子供を持つ親として決して笑えるものでも嘲られるものでもありませんでした。
自分の子供が凶悪犯罪に手を染めるなんてことはかなり稀有なパターンだとは思いますが、軽い犯罪ならまんざら異世界の話ではないので。
パンドラの箱を引き合いに出した展開はいまいちしっくりきませんでしたが、何があっても子供を信じよう、子供を信じられる育て方をしようと改めて思いました。

世界の終わり、あるいは始まり (文芸シリーズ)
角川書店
歌野 晶午

ユーザレビュー:
残念・・・・想像が主 ...
無茶苦茶面白いんだけ ...
いろんな意味でえ?? ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ




世界の終わり、あるいは始まり
楽天ブックス
著者:歌野晶午出版社:角川書店/角川グループパブリッサイズ:単行本ページ数:500p発行年月:200


楽天市場 by ウェブリブログ



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • 『う』から始まる作家さん

    Excerpt: ウィリアム・ニコルソン  かしこいビル  http://50595192.at.webry.info/200807/article_53.html ウクライナ民話  てぶくろ  http:/.. Weblog: 読書感想♪だってそう思っただけ♪ racked: 2009-01-25 13:41