利休にたずねよ(山本兼一/著)

歴史物が苦手で、歴史上の人物に興味のない私にも面白く読めました。
利休はお茶の人、程度の知識でも十分かと。
そのぐらい間口の広い作品だと思います。
利休切腹の日から遡っていく構成がとても効果的で素晴らしく、利休を描くという一貫性を持ちながらも、周囲の人々もきちんと個性を持って描かれています。
最後で利休の切腹の当日に戻るのですが、長い夢を見ていたような気持ちにさせられ、人生とは山あり谷ありの険しく長い夢なのだな、と思いました。

何須恋世常憂死(何ぞ須(もち)いん世を恋て常に死を憂うることを)

人の世を恋々と慕って、死を憂いてもしょうがない。しかし、わが身を嫌って生を厭うのもまちがいだ。生と死がすべて幻。幻のなかの哀楽をどうして心にかけるのか

という意味だそうです。
ちなみにこの漢詩にには前半分があります。
気になる方は、是非こちらの本を読まれてください。

利休にたずねよ
PHP研究所
山本 兼一

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著者:山本兼一出版社:PHP研究所サイズ:単行本ページ数:418p発行年月:2008年11月この著者


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