12歳の文学 第2集 (2)

第2集なのですが、前回よりもよかったです。
どんなところが…と言いますと、前回はやたら物憂げな作品が多かった(と私は思う)けど、今回は子供らしい明るさが見えた気がします。
大賞をとった『ヘチマと僕と、そしてハヤ』の完成度はすごいと思いました。
完成度だけでいえば、前回の大賞受賞作の方がもしかすると上かもしれませんが、前回のものはキレイ過ぎて大人の小説の切り貼りにしか見えなかったのに比べ、完成度が高い中にも子供らしさがあったと思います。
私が一番気に入ったのは『だれ?』ですね。
作者は、今回の受賞者の中で最年少なのですが、ラストのキレのよさが抜群でした。
物語って、書き始めるよりも終わらせるのが難しいって私は思うので、このラストのすっぱり感はあっぱれでした。
来年の作品集もまた読みたいです。
まだまだ面白い作品にであえそうなので。
だって、この賞に応募する子供たちの文章力ってすごいんです。
そして、子供たちの自由な発想を潰して画一化させてしまう(と私は思う)学校の国語教育に潰されないで、どんどんいい作品を作り上げて欲しいと思いました。

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