火の粉(雫井脩介/著)

途中まではドキドキと、途中からはハラハラと、ラストは胃を絞られる思いで読みました。
家族がバラバラにならなかったのがせめてもの救い?
けど、この家族の前途は暗澹としてますね。
かなり胃にずっしりきてます。
主題のほかにも、ネグレストの子供が親になったときの内なる葛藤や、躾と虐待の境目など、社会問題が盛り込まれており、子を持つ私は、まどかちゃんの「ごべんねぇ」に泣かされました。
にしても、なんでこんなにヘビーなんだろう?って考えました。
すると、いるんですよね。結構身近に。
自分のしたことに対する見返りがないとキレる人。
とは言っても事件性を持った攻撃をする人は稀ですが。
けど、法に触れない範囲で攻撃をする人はいますね。
至ってシンプルに仲間はずれにしたり、暴言を吐いたネチネチいじめたり。
表現の方法に事件性があるかどうかの違いで、人間性のライン?カテゴリー?は一緒だと思うんですよね。
引き金を引かないように気をつけなきゃ。

この記事へのコメント

2008年04月13日 07:22
この本、私も数年前に読んだ記憶があります。主人公が裁判官(退職したのでしたっけ)のお話でしたね?
私もなかなか緊迫した内容で、どうなるのか・・・とドキドキしながら読んだように思います。(また読み直してみます^^)
雫井さんの本では、この「火の粉」とお茶々さんも以前感想をアップされていた、「犯人に告ぐ」が好きです。
また伺いますね^^
お茶々
2008年04月13日 16:14
そうです。元裁判官が主人公です。
色々と盛り込まれているのにきっちり片付いていて読みやすいし、人生背景に影響を受けた個性の描き方がうまいと思いました。
『犯人に告ぐ』とは違った面白さがありますよね。

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