青春デンデケデケデケ(芦原すなお・著)

愉快な本でした♪どの辺りが…言うと、全部です。(笑)
男子高校生のちょいとばかしおバカなノリが、丁寧な文章や言葉でつづられている辺りが私のツボに入りました。
この手の作品は文章力がないとただの薄っぺらい雑記帳になってしまうのですが、ちゃんと読み手を意識して書かれている辺りに好感を感じます。

最初、予備知識なくこの本のタイトルと見たときは「デンデケデケデケ」とは何ぞや?
と思ったのですが、序盤で『パイプライン』だと分かってからは、「デンデケデケデケ」の部分は常にその曲そのものに脳内で自動変換されるようになりました。(笑)

高校時代、夢中になれるものがあるっていいです。
私にもありました。小さいけれどそれなりに…。
達成感はなかったけど、そこそこ良い思い出となっています。
それらにまつわるエピソードや、その時感じた感覚などを思い出させてくれる一冊でした。

終盤、受験を前に燃焼しきってしまった感じの竹良がちょっと心配になりましたが、彼ならきっとうまく乗り切れることでしょう。
だって、調子のいいうわっ付いた言葉でなく、地に足の着いた励ましをくれるいい仲間がいるのですから。

青春が過去になったな~と思う人には切ない読後感が胸にしみていいかも。
おススメです。

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