男たちの大和(上)(下)(辺見じゅん・著)

感想を書こうと考えても、どうしても感慨になってしまいます。

私の祖父はこのフネに乗っていました。
戦艦大和に関しては、今までにもドラマを見たり教わったりして、それなりの知識はあったつもりでした。
ですがこの本を読んで、祖父が五体満足で生還できたことは、本当に奇跡だったのだと痛感しました。
そして祖父が、このフネに関しての一切を語らなかった気持ちが分かったような気がしました。
私の記憶に間違いがなければ、祖父のところにも取材が来ました。
けど、何も語らなかったそうです。
私を含め家族も、本人の口から聞いたことは何一つなかったと思います。
私が、祖父がこのフネに乗っていた時の話を耳にしたのは、祖父のお葬式で、戦友の口からでした。
私の父は戦後生まれです。
もし祖父が船上で爆撃を受けていたとしたら、もし祖父が、昭和20年4月7日14時23分にフネと共に沈んでいたとしたら、私は今ここにいないのだな、と深く考えさせられました。

この本の主人公は、戦艦大和です。
様々な人の人生を通して、大和の生涯が描き出されています。
若干、内田氏に偏っている感があり、そこが気になりました。
大和を語るにもその人となりそのものも、描くのに魅力的だったのは理解できますが、あくまでも『戦艦大和』の物語なので。

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