梟の城(司馬遼太郎・著)

現実と小説をごっちゃにするのはどうかとも思うけど、あえてごっちゃにした感想を書きます。

生活していると、職種を問わず稀に、「あなたは正に天職に就いている!!」と思わせる人がいる。
作中、何度か「忍者に不向き」といわれる重蔵ではあるが、私は彼は忍者が天職だったと思う。
人間として厚いために、他の忍者よりも苦労は多かったと思う。
が、彼の存在そのものが周囲に与えた影響は大きく、重要であると思う。

忍者としての自分を全うした重蔵の結末の描かれ方は、非常に満足いくものであった。

そして、五平の末路の解釈は、なかなか興味深く面白かった。
この時代の作品を、また読んでみたいと思わせる魅力にあふれた一冊だと思う。

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