天切り松闇がたり 第四巻 昭和侠盗伝 (浅田次郎・著)

時代が昭和に移り、前3冊に比べ、全体的な背景に暗く重たい空気が漂っている感じがしました。
そのぶん、セリフやちょっとしたシーンに、笑いが小さく挿まれてもいました。

学校の授業じゃほんの数十分程度で済まされてしまう昭和初期…あまりにも知らな過ぎた自分に驚きでした。
軍教育を受けたものとそうでない者の、その生活の落差には驚きました。
教育に名を借り、『教えない』ことで、国の上層部にとって都合がいいように偏った人格を形成していく…とても恐ろしいことだと思いました。

政治色が強いわけではないのですが、安吉親分及びその手下(てか)たちを絡めつつ、時代を動かした人たちの人物像を掘り下げる手法はとても読み応えがありました。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • 『あ』行の作家さん

    Excerpt: 青木和雄、吉富多美、共著   ハッピーバースデー   http://50595192.at.webry.info/200703/article_92.html 青島幸男  人間万事塞翁が丙午 .. Weblog: 読書感想♪だってそう思っただけ♪ racked: 2008-02-10 23:40
  • 浅田次郎の作品

    Excerpt: 浅田次郎  鉄道員(ぽっぽや)  http://50595192.at.webry.info/200703/article_27.html  姫椿  http://50595192.at.we.. Weblog: 読書感想♪だってそう思っただけ♪ racked: 2009-12-09 22:25